略歴と研究活動(2014年10月3日現在)
渡辺 拓也(わたなべ たくや)
■生年月日
1979年3月29日
1.略歴
■学歴
- 2002年3月 北九州市立大学文学部人間関係学科卒業
2003年4月 大阪市立大学大学院文学研究科人間行動学専攻社会学専修前期博士課程入学
- 2005年3月 大阪市立大学大学院文学研究科人間行動学専攻社会学専修前期博士課程修了
- 2005年4月 大阪市立大学大学院文学研究科人間行動学専攻社会学専修後期博士課程入学(2011年3月31日単位取得満期退学)
- 2014年3月 博士(文学)取得(大阪市立大学)
■職歴・教歴・研究歴
- 2005年4月〜2005年7月 大阪市立大学文学部ティーチング・アシスタント(都市的世界の社会学)
- 2005年4月〜2006年3月 大阪市立大学ティーチング・アシスタント(国際都市文化論I)
- 2006年10月〜2007年3月 大阪市立大学文学部ティーチング・アシスタント(文化とコミュニケーション)
- 2006年4月〜2007年3月 大阪市立大学大学院文学研究科「21世紀COEプログラム」COE研究員
- 2007年4月〜2008年3月 大阪市立大学文学部ティーチング・アシスタント(社会学実習a)
- 2007年10月〜2007年3月 大阪市立大学文学部ティーチング・アシスタント(家族と社会)
- 2007年11月〜2009年3月 日本学術振興会特別研究員(グローバルCOE)
- 2007年11月〜2010年9月 G-COE「文化創造と社会的包摂に向けて都市の再構築」特別研究員
- 2008年4月〜2009年3月 大阪市立大学文学部ティーチング・アシスタント(社会学実習b)
- 2010年4月〜(現在に至る) 大阪市立大学文学部ティーチング・アシスタント(社会学実習a)
- 2009年10月〜2010年3月 大阪市立大学文学部ティーチング・アシスタント(都市的世界の社会学)
- 2009年4月〜(現在に至る) 和歌山市医師会看護専門学校非常勤講師(社会学)
- 2010年4月〜(現在に至る) 四天王寺大学非常勤講師(人権・同和問題論)
- 2010年4月〜2011年3月 大阪市立大学文学部ティーチング・アシスタント(社会学実習a)
- 2011年4月〜(現在に至る) 大阪市立大学大学院文学研究科都市文化研究センター研究員
- 2010年4月〜(現在に至る) 社会理論・動態研究所所員
2.研究活動
■研究業績
- 渡辺拓也、2004年度 大阪市立大学大学院文学研究科社会学専修 修士論文「人夫出し飯場のエスノグラフィー」
- 渡辺拓也、2006年「人夫出し飯場のエスノグラフィー――飯場の労働と生活の過程をもとに」『市大社会学』大阪市立大学社会学研究会、7、pp.51-96 pdf
- 渡辺拓也、2006年「絡めとられる労働意識――飯場労働者の労働への意味づけについての考察」『寄せ場』日本寄せ場学会、19、pp.136-147
- 渡辺拓也、2007年「飯場生活における相互作用――飯場で暮らすとはどういうことか」『寄せ場』日本寄せ場学会、20、pp.188-200
- 渡辺拓也、2008年「フィールドと日常の間――長居公園テント村行政代執行の記録の作成を通して」『寄せ場』日本寄せ場学会、21、pp.35-53
- 渡辺拓也、2009年「飯場の労働文化――労働者の行動様式の維持と再生産」『労働社会学研究』日本労働社会学会、10、pp.139-166
- 渡辺拓也、2009年「生活保護受給者の就労実態――元野宿生活者の生活誌をもとに」『市大社会学』大阪市立大学社会学研究会、10、pp.17-33 pdf
- 渡辺拓也、2010年「飯場労働者における『勤勉』と『怠け』――労働者の選別と排除のメカニズム」青木秀男編『ホームレス・スタディーズ――排除と包摂のリアリティ』ミネルヴァ書房、pp.107-135
- 渡辺拓也、2010年「労働の中の「怠け」の役割――飯場労働における労使間の相互行為と意味づけをもとに」『理論と動態』社会理論・動態研究所、3、pp.55-70
- 渡辺拓也、2012年「求人広告市場を利用する飯場の労働実態――X建設での参与観察をもとに」『市大社会学』大阪市立大学社会学研究会、13、pp.35-51
■学会発表
(個人報告)
- 渡辺拓也「寄せ場の役割と利便性――人夫出し飯場の参与観察から」第78回日本社会学会大会、法政大学、2005年10月
- 渡辺拓也「飯場労働と労働への意味づけ――労働力需給構造の中の釜ヶ崎」第57回関西社会学会大会、金沢大学、2006年5月
- 渡辺拓也「飯場労働論の展開に向けて――飯場労働者の労働への意味づけ」第20回日本寄せ場学会総会、京都精華大学、2006年5月
- 渡辺拓也「飯場労働者の労働への意味づけ――建設産業における構造転換の中の下層労働」第9回関西労働社会学研究会、立命館大学、2006年6月24日
- 渡辺拓也「飯場労働者の意味世界における労働――重層下請構造の末端としての飯場」日本労働社会学会定例研究会、明治大学、2006年12月9日
- 渡辺拓也「飯場の労働文化について――労働のコントロールと有能さ」日本労働社会学会大会、北海道情報大学、2007年10月
- 渡辺拓也「飯場の生活――生活環境と労働者間の関係をもとに」第80回日本社会学会大会、関東学院大学、2007年11月
- 渡辺拓也「飯場の労働実態――釜ヶ崎で求人する飯場を対象に」第81回日本社会学会大会、東北大学、2008年11月
- 渡辺拓也「生活保護受給者の就労実態――元野宿生活者の生活誌をもとに」第60回関西社会学会、京都大学、2009年5月24日
- 渡辺拓也「飯場労働者における『勤勉』と『怠け』――労働者の選別と排除のメカニズム」日本労働社会学会、一橋大学、2010年10月
- 渡辺拓也「建設産業の下層労働の比較研究――求人ルートの違いに注目して」関西社会学会、甲南女子大学、2011年5月
- 渡辺拓也「ホームレスと共同性──行政代執行の記録をもとに」関西社会学会若手企画部会、大谷大学、2013年5月18日
(共同報告)
- 安藤由美・渡辺拓也「沖縄出身者の本土居住とUターン――統計的分析 」第83回日本社会学会大会、名古屋大学、2010年11月6日
- 二階堂裕子・渡辺拓也「 沖縄県民が考える県民性とU ターン」第83回日本社会学会大会、名古屋大学、2010年11月6日
- 渡辺拓也・白波瀬達也「グローバリゼーションとホームレスの国際比較研究(2)──大阪における28人の聞き取り調査から」第87回日本社会学会大会、神戸大学、2014年11月22日
■その他
(報告書)
- 渡辺拓也、2006年「大阪市民のコミュニティ意識――同心円理論から読み解く」、『エスニック・コミュニティの比較都市社会学』平成14年度〜平成17年度科学研究費補助金(基盤研究(A))研究成果報告書(研究代表者:西村雄郎)、pp.588-602
渡辺拓也、2009年「生活保護受給者の就労面について」『生活保護受給者の生活と支援の現状――NPO 釜ヶ崎の福祉相談者の事例をもとに』2008 年度「社会学実習b」報告書、pp.31-40
- 渡辺拓也、2011年「那覇都市圏市民の職業移動」『那覇都市圏の過剰都市化に関する社会学的研究』平成19年度〜平成21年度科学研究費補助金(基盤研究(B))研究成果報告書(研究代表者:谷富夫)、pp.101-109
- 渡辺拓也、2011年「本土Uターン経験と生活意識の変容――意識調査とライフヒストリーをもとに」『那覇都市圏の過剰都市化に関する社会学的研究』平成19年度〜平成21年度科学研究費補助金(基盤研究(B))研究成果報告書(研究代表者:谷富夫)、pp.153-172
(シンポジウム)
- 渡辺拓也「占領期の労務供給業について」シンポジウム・プランゲ文庫マイクロ資料の高度活用、日本文化研究センター、2007年12月
(書籍)
- 記録集編集委員会、2007年『それでもつながりはつづく――長居公園テント村行政代執行の記録』ビレッジプレス刊(編集委員として参加)
- 原口剛・稲田七海・白波瀬達也・平川隆啓、2011年『釜ヶ崎のススメ』洛北出版社(渡辺拓也「第1章 建設日雇い労働者になる」、pp.51-73)
- 渡辺拓也、2014年「焼け跡暮らし」山本武利監修・永井良和編『占領期生活世相誌資料1――敗戦と暮らし』新曜社、pp.78-136
- 渡辺拓也、2017年『飯場へ──暮らしと仕事を記録する』洛北出版【単著】
3.所属学会
- 日本社会学会、関西社会学会、日本労働社会学会、日本寄せ場学会、日本都市社会学会
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