職業訓練の講習を受ける機会などないし、現場で直接的に教えてもらえることはあまりありません。OJT(On the Job Training)という言葉がありますが、僕たちはトレーニングしてもらえる立場ではないのです。この点に関して、よく「見て覚える」と言いますし、「やってみて覚える」とも言います。西澤晃彦さんの『隠蔽された外部』という本に、鳶の格好をして鳶だと嘘をついて仕事をした人の話が登場します。危なっかしい話ですが、この仕事をすることは「見よう見まね」というやつの本質を理解することになります。