日雇い労働者のつくりかた

はじめましてみいらかんすです。

あなたは寄せ場という言葉を知っていますか?寄せ場とは日雇い労働の求人が行われる場所で、どこかの街角だったり駅近辺だったりします。職を求める人々は朝早くその場所へ出かけ、手配師と呼ばれる職業斡旋者と交渉して仕事に行きます。

次に釜ヶ崎という言葉を知っていますでしょうか?釜ヶ崎とは寄せ場であると同時にドヤ街でもあります。ドヤとは500円から2000円程度で泊まれる簡易宿泊所のことで、ドヤ街とはドヤが集まっている街のことです。ドヤ街には日雇い労働者たちがたくさん暮らしています。彼らは主に建設日雇い労働で生計を立てています。

この読み物は建設日雇い労働者がどのようにつくられていくのかを僕の体験を通して考察していこうと思います。正確に言えばこの読み物は「日雇い労働者のつくりかた」ではなく「日雇い労働者のつくられかた」ですね。

人間関係が煩わしい、就職先がない、住んでいる家を追い出された、頼る人間もいないという状況に陥ったとしましょう。頼れるのは自分だけです。そんな時のために日雇い労働者のつくりかたを知っておくのもいいかもしれません。何せこんな世の中なのでとことん行き詰まった場合の危機管理くらい考えておくべきでしょう。

何だか深刻なことを書いてしまいましたが、深刻な状況に陥った時にあまり深刻にならずに実際的に食っていくための手解きとでも考えて下さい。